【新メニュー】丸ごと焼きりんごワッフルの秘密【GOOD】

前回の試作からバージョンアップ、

無事に商品化です。


不安だった盛り付けもクリア、


一番のポイントだったのは、

「りんご丸々1個という最大の魅力が弱点でもある」

ということだと思います。


つまり味についてですね。

単調になりやすいのと、他の材料を絡めづらいという特徴。

球体で肉厚なので。


それを克服するために、一般的には芯をくりぬいた内側に

バターやシナモン、砂糖を突っ込んで焼き上げるわけです。

が、それだけではemileとしては物足りない。


レシピは内緒ですが、emileの場合はまず特製ソースを作って、

それをりんごに流し込んで上からかけて焼き上げます。

で、焼き上がるときにはりんごの果汁が出てきてるので、

天板に残ったその果汁とソースを余すところなく回収して、

軽く濃度調整して仕上げのソースとして使います。


現場のオペレーションも考慮して、

簡単で味もぶれないソースレシピになっていると思います。


他のトッピングには定番のアイス、ホイップ、

そしてスタッフの希望でもあったカスタード。

これがまたいい仕事してます。


くるみの食感と雰囲気、レーズンの深い甘み、

酸を立たせたりんごスライスのコンポート、

仕上げのソースは甘いだけじゃなく渋味を含ませて。

このラインナップによる味の複雑性で、

丸りんごの弱点が消えると思います。

仕上げには彩りのミニローズ。りんごはバラ科なので。


ここまでやれば「秋の自信作」感が出てきます。

魅力が損なわれることなくお客さんに届けば。

きっと顔がほころぶはず。


スカイベリー、ウルトラシトラスと肩を並べる、季節の名物。

そうなってくれたら嬉しいです。


お客さんの評価はどうでしょう。

ドキドキ。

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