接客の心は「名残手」で丸裸になる

突然ですが「名残手」って知ってますか?

接客の際にこれを私はとても重視しています。


簡単にいうと、

料理の乗った皿をテーブルに置いたときに、パッと手を引くのではなく、

手の形を残したまま余韻をもってゆったり引くような所作のことです。


この「余韻」のある所作というものが、

私が思う温もりや慈しみを体現するシンプルな方法です。


たとえば、抱いているうちに寝てしまった赤ちゃんを、

布団に降ろすときの動作。

その体使いには愛情深さが滲み出ていると思います。


この感覚があれば、

接客も自然と思いやりのあるものになるでしょう。

まだ備わってないという人は、

これから1つ1つの動作で意識してみたらいいかもしれません。


飲食の現場に優しい空気が流れれば、

お客さんもスタッフも幸福度は結構上がるのではないかと思ってます。


次回は「余韻」関連で、お見送りについて。

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